editor_nagatomi永富千晴

先日、売れっ子男性ディレクターのSOHOにお邪魔させていただいた。
本当に働いているの? というほど
物が何も置いてなく、恐らくこれがクリエイティブ系の若者が憧れる遊びながら仕事もする、という最新のワークスタイルというものなんだろうなぁ、とキョロキョロしてしまう。しかもインテリアは白で統一され、一瞬、男性が家主なのか女性が家主なのかわからないほどだ。

私の印象では、男子のクリエイティブ系、というと、インテリアは無印だったり、ミッドセンチュリー系だったり、コンクリート系だったり、モノクロの写真があったりとか時にロックな感じとかアメリカンな匂いとかして、やはり女性とは異なる男臭さが漂っていたりするんだけど、とにかくキレイで清潔すぎて驚いた。
そして、ふと目を留めると「ディプティーク」がルームフレグランス代わりに何本か置いてあった。
女性だけでなく男性も”部屋の香り”を大切にしつつある。
特に、煙草を吸ったり、部屋で飲み食いすると、どうしても部屋にも匂いがついてしまうから”臭いをそのままにはしません”という体を見せるのが、いまの最新のエチケットなんだと思う。
女性でも1本買うのに、”うーーーん、どれにしようか…”と唸る「ディプティーク」が3本も置いてあるだけでなく、フレグランスをフレグランスとして使いつつ、ルームフレグランス代わりに使うという方法もしているとは、かなりのビューティ感覚である。

なぜって、それはルームフレグランスとして使うほうが、圧倒的に消費量が早くなるからだ。

こやつ、かなりのセレブか、それとも身の丈にあってない生活ぶりが好きなのか、もしくは何も考えてないか…。
彼はゲイなのか?!それとも現代のモテ男とはこーゆうモノなのかの?!
…ナゾ、である。

部屋の香りの選び方でも、なんとなくセンスやクラス感、というのが見えてくる昨今、彼が一体どんな女性と結婚するのか、またはパートナーを選ぶのか、楽しみのひとつである。

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「ちょっとぉ、同じ使い方しないでよねっ」

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